行く先も分からず、暗やみを彷徨ってる。 いつしか眠りにおちて、思い出が甦る。 また同じ季節が来て、あの頃と変わらないまま、 鏡に映った僕を見てる今日も、今日も…。 ピアスをあけた十代、今の生き方かえたい、 やりたいことがあるなら何でもすればいい。 のばした髪を切った夏、今自分をかえたい、 少しでも美しく見せられるようにと…。 ペンを持った右手が、ちっとも進まない、 汽車に乗ってる気分で夢の中いつも、いつも…。 ピアスをはずした冬、思い出もふさがる、 手にしたもの、なくしたもの、数々あるけれど。 空を見上げた春、雲一つない空、 胸の中のモヤモヤもすっきりしそうな感じで、 トンボも化粧をして、そろそろ長袖の季節、 夕焼けが空一面に染まってのびた。 僕の心も赤く染まり、君への想いも熟れる、 優しく包み込んだ、恋の季節よ。